《配分式の解釈》

〓普通色役(家族)〓

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家族の類型と特徴

2つの同じ普通色役(親色)の子色を
隠柱に求める家族の類型(出現率≒2割)は
3通りある親色の並びによって
(縦の家族・横の家族・斜の家族)
配分式の解釈に多少の違いが見られます。

家族という謂れは
2つの同じ色役(親色)を父親と母親
隠柱の色役(子色)を子供
そのような見立てから生じています。

2つの同じ普通色役(子色)が
横並びで求められる類型(出現率極少)は
家族と構造は似ていますが
兄弟姉妹と呼ばれ
家族とは解釈が大きく異なります。

〓❷-🅐〓普通色役(縦の家族)

家族の解釈

家族の役割は
主色役の働きをより優先させて考えますが
他の自柱(同居人)との関係も重要です。

*縦の家族の場合*

〓羽生善治〓

・・・常識に捕らわれない想像力を働かせ
・・・誰にも真似のできない技術を磨きながら
・・・独創的な流儀を築き上げる
という自柱の役割が導かれます。

【月】(家族)の思いを
【黄金】(同居人)が引き受ける形となり
【土】(補柱)の助けが得られると
棋士に相応しい成就運〜叡智が生じます。

〓❷-🅑〓普通色役(横の家族)

*横の家族の場合*

〓明石家さんま〓

【花】(家族)+【聖】(同居人)

・・・お喋りの中から話題の種を見付け出し
・・・相手との間合いを計りながら
・・・自らの芸である笑いに引き寄せて行く
という自柱の役割が導かれます。

〓❷-🅒〓普通色役(斜の家族)

*斜の家族の場合*

〓石原良純〓

【空】(家族)+【水】(同居人)

・・・自らの主張を小まめに挟みながらも
・・・周囲の意見を取りまとめ
・・・全体の方向を適正に軌道修正して行く
という自柱の役割が導かれます。

家族の配分式において
同居人との折り合いが難しい場合は
補柱や伴柱を利用して
改善を図るための工夫が必要になります。

〓❷-🅓〓普通色役(兄弟姉妹)

兄弟姉妹

*兄弟姉妹の場合*

〓柏木由紀〓

【花】の子色が横並びで揃う兄弟姉妹です。

この組み合わせは
支柱(親色)の役割が重要性を持つため
親子関係の良し悪しが
解釈の難易度を大きく左右します。

【月】(親色)と【花】(子色)の場合
親(手段)が子(目的)を支える関係となり
・・・某かの教養を身に付けなければ
・・・何の取り柄もなく
・・・悪しざまに言えば〜脳天気な表現者
との教訓的な自柱の役割が導かれます。
何れにしても
現状に甘んじることなく
表現の種となる学ぶべき対象を
何処かに見付け出さなければなりません。

《注》
すべての内容を記すことはできませんので
大まかにな説明になることはご容赦願います。
(基本的な解釈の形式は❶普通色役(代表)を参照)