つち普通色役No.8地格
育成の人いくせいのひと

主色役【土】=育成の人は、すべての命を育む母体として、栄養豊富な土壌となり、自ら築き上げた実績を未来へ譲り渡すパイオニア
あなたは、あらゆる分野に多大な恩恵を与える先駆者となるべく、誰よりも経験を積み重ね、失敗を恐れず、積極果敢に挑戦する心構えを、何よりも優先すべきでしょう。
嫌われる勇気を持ち、自らが育てる対象を慎重に選別することも大切な任務であり、目先の石よりも遠くの山を見るように、大器晩成であっても一向に構いません。
大切な人を支える普段の努力は、決して無駄にはならず、あなたが、精魂込めて丁寧に育て上げた数多の果実たちは、再び、土の肥やしとなるために、いつの日か、あなたのもとへ戻って来るのです。
象 徴
大地・山・命・栄養・土台・教育
目指す役割 ▶ こうなったら ◯
〓忍耐強い人〓
明るい未来を描けず、どうにも対処しようがない事態に耐える力を、ネガティブ・ケイパビリティーと言います。
難病の認定者、真の冤罪者、負債を被った経営者、生活苦の一人親、パワハラの被害者、自然災害の被災者・・・
彼らは、自由が残されている僅かな領域において、支援者とともに、自らを奮い立たせているに違いありません。
〓失敗を苦にしない人〓
夢は叶うとか、成功するまでやれば失敗ではないとか、人生に無駄はないとかetc...そんなことを言われても、成就か挫折か、成功か失敗か、有益か無益かではなく、大事なことは、自分が目指すに能う道なのか否かでしょう。
何事も、挫折や失敗や無駄を悔やむ必要はなく、次に活かすために反省し、将来の希望に転換きれば良いのです。
〓面倒見の良い人〓
誰かが道に迷っていたら、教えてあげても、付き添うことはありません。
誰かが名付けに悩んでいたら、案は出しても、決めることはありません。
深入りすれば責任も生じ、本当に面倒なことなってしまいます。
面倒見の良い人は、分別を携えており、面倒なことと面倒でないことの境界線を知っています。
避ける役割 ▶ こうなったら ✕
〓器用貧乏な人〓
才能が多岐に渡っていることは素晴らしくとも、まったく畑違いの分野に対して、あれもこれもと手を伸ばしてしまえば、エネルギーが分散することは避けられません。
自らは、最重要なミッションに集中し、その他は誰かに任せるべきであり、任務が枝分かれするほど、完成度は、軒並み下がってしまいます。
〓大雑把な人〓
ドライブの行き先だけ決めているのが大雑把……ここを曲がるんだっけと言われても、詳しい道順は分かりません。
掃除をする部屋だけ知っているのが大雑把……どれを使うんだっけと言われても、窓拭用の洗剤は分かりません。
ひとつの改善策として、大雑把に具体的な何かを逐一足して行くと、事態は概ね順調に進み始めます。
〓余計な事をする人〓
将来に渡り、役割に100%無益な行為〜酔い潰れての大喧嘩、SNSでの誹謗中傷、ギャンブルによる散財、夜中のヤケ食いetc...巷間には、いろいろと余計な事が溢れています。
戦争であれ、犯罪であれ、後々の人生の大きな岐路にはなり得ても、無益な行為に変わりはなく、人生に無駄はないとは言い切れません。

親色

朽 葉
(くちば)

子色

生 壁
(なまかべ)
茶色・ベージュ・焦げ茶・琥珀色
信頼の色
〓全体を支える〓
茶色は、誰からも嫌われることなく、地面、床、畳、舞台etc...私たち人間の生活を、忍耐強く支えてくれます。
〓中身を守る〓
大切なものを守ってくれる〜家屋、金庫、箪笥、鞄、籠、財布etc...には、命を守る土の色=茶色が適しています。
刺激の弱い色
〓まろやかな食べ物〓
茶色は、何処に使っても違和感はありませんが、刺激がない分、面白みに欠けるかもしれません。
茶色の食べ物にも、蜂蜜、味噌、キャラメル、チョコレート、カフェオレetc...まろやかなものが多いようです。
自然の色
〓侘び寂び〓
侘び寂びは、簡素で落ち着いた時の流れによって表われる美しさ・・・
茶室、藁葺、骨董、枯れ薄etc...控えめな茶色の色合いを携えています。

〓 主色役「土」配分式 〓