食と色の喩え話❶
万葉色役術は楽しい色彩鑑定術です。
ならば鑑定とは何なのか?
誰でも思い当たるのは
TVでお馴染みのお宝鑑定でしょう。
骨董品(花瓶)の場合
・・・何々時代の代物ですとか
・・・誰々の作に違いないとか
・・・1億円の価値があるとか
A:時代、産地、作者etc…から
B:用途や価格etc…が定まります。
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AならばBである
A:幾つかの手掛かりから
B:そのものの本質を見極めます。
安価な汎用品なら
コインランドリーの片隅で
高価な本物なら
老舗旅館の優雅な床の間で
それぞれに相応しい
役目を全うすることができるでしょう。
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万葉色役術の基本鑑定においては
好きな食べ物は何ですか?
そんな3分程度の雑談から始まり
A:日本人ならば
B:何を食べたら良いですか?
という質問を経由した後
A:韓国人ならば
B:キムチ
A:ブルガリア人ならば
B:ヨーグルト
と単純なやり取りが続き
A:日本人だったら
B:納豆 かなあと
一先ずの結論に至ります。
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ここで言えることは
食べ物にも個々の役割~働きがあり
要するに
生まれた場所によって
元来的な人間の体質が定まり
身体に適った食べ物が
決まるということです。
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万葉色役術も
鑑定の形式を携える道具として
A:誕生日(生年月日)
B:色役(色と役割)
生まれた時間によって
その人の本質を紐解きます。
異なる点は
食べ物鑑定が『空間』との関係
万葉色役術は『時間』との関係
食べ物は
異なる場所(臓器や器官)で
色役は
異なる場面(任務や状況)で
それぞれに
相応しい役割を担うということです。
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話を簡単にまとめると
食べ物は『空間』=出生地に対応
色と役は『時間』=誕生日に対応
数学的に考えると
「時間」=「距離」÷「速さ」
変数を組み込むことで
「時間」と「空間」は=で結ばれます。
どんな文脈であれ
食を「空間」に代入し
色を「時間」に代入し
あれこれ見方を工夫してみると
矛盾なく喩えられることも分かります。
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喩え話は
簡単な方を基準にして成立しますので
色を食に喩えることが多くなります。
そして
この喩えの法則を応用することで
万葉色役術と
カラーコーディネートとの違い
そんな問いにも
答えることができるようになります。