万葉色役術

コラム

  1. 主宰者コラム
  2. 著名人の配分式
  3. 質問と返答
最新の記事

ImageCircleの終わり

※Image Circle’83からの続き



イメージサークルは
私が大学を中退した後も
2回目1984年~豊後茶屋(大分市)
3回目1985年~サロン・ド・ジョイ
4回目1986年~大分市中央町貸ホール
と続きましたが
メンバーはあちこちに散らばり
ずっと続けていこうという思いは
自然消滅しました。

有り体に言えば
レンズが
鮮やかな象を結ぶことができなくなり
ボヤケてしまったということです。



ここでは
イメージサークルが終わる頃をはさみ
描いていた作品を掲載します。



■カモフラージュ
■1984年・油彩・カンバス・F4号
■COMOFLAGE
■Yellow Magic Orchestra


ほとんど想像で描いており
若かりし頃の技術の限界を感じます。
有元利夫(フレスコ画家)の影響を受け
マチエールにこだわりだした頃の作品



■想い出の小経
■1985年・油彩・カンバス・F4号
■Jack is a boy
■TULIP


幼い子供が上手に描いた作品
そんなイメージを目指したのですが
途中で諦めてしまい
大人が描いた下手な作品になりました。

モチーフは
何かの目録に収録されていた芸術家の家
だったような記憶が・・・



■月日の窓辺
■1986年・油彩・カンバス・F4号
■ノルウェーの森
■ビートルズ


手紙を絵にしたようなイメージ
学生の頃は
小説など読むことは少なかったのですが
当時流行っていた
『ノルウェーの森』(村上春樹)
を読んだ後に描いた作品です。



■幸せのテーブル
■1986年・油彩・カンバス・F8号
■チェルシーホテルのコーヒーハウス
■松田聖子


参照は
サロン・ド・ジョイでのスナップ写真
撮影は坂口くん
左がなっちゃん
右が私
ある展覧会である賞を頂いた作品

花柄の珈琲カップに
カフェオレを注ぐウェイトレス
と始まる楽曲の歌詞
カップとウェイトレスの描写によって
二人の関係を引き立てる感じを真似て
絵の方も
女性の足元にある白い手提げだけを
少しだけ細かく描いています。



■僕の魔法
■1987・油彩・カンバス・F4号
■クラリネット・コンチェルト
■モーツアルト


顔を初めて写実的に描いた作品
モチーフは
パブロ・ピカソの幼い頃の写真



Image Circle’85~サロン・ド・ジョイ
最終日の搬出作業を終え
見に来てくれて仲間を交えての記念写真


『油彩小品展』へ続く