変貌の一途

このような状況は、フェルディナント・テンニース(ドイツの社会学者)〈1855〜1936〉の提唱する、ゲマインシャフト(共同体組織)からゲゼルシャフト(機能体組織)への人為的な変化としても捉えられます。

ただし、日本においては、日本人特有の村社会の思想が機能体の中にも紛れ込んでおり、ネットの普及や経済のグローバル化と相俟って、俯瞰することの難しい複雑な様相を見せているように思えます。