つき普通色役No.10天格
教養の人きょうようのひと

主色役【月】=教養の人は〜粋なセンスを携え、手に入れた多種多様な情報を、自らの独創的な様式に仕立て上げる孤高のファンタジスタ
あなたは、規律を重んじる生真面目さとロマンチックな夢を描く二面性を備えており、昼と夜、表と裏、それぞれに2つの顔を持ちながら、他人とは一定の距離を置いて付き合います。
但し〜小さな月が、大きな地球から受ける力は一定であっても
逆に〜小さな月が、大きな地球に与える力は局所的に変動しており
満月から新月に至るサインを発しながら、潮汐から人体に至るまで、多大な影響を与え続けています。
聡明で勉強家のあなたに背伸びは似合いません。
美しく輝く月への関心は、あなたが思うよりずっと大きいのです。
象 徴
月光・星空・幻想・粋・学問・読書
目指す役割 ▶ こうなったら ◯
〓想像力豊かな人〓
パーティー会場の喧騒の中で、誰彼と一緒に騒いでいても仕方なく、音だけ聞こえる隅っこの席に陣取り、皆とは一味違うワインでも飲みながら、一人の時間を大切にすべきでしょう。
読書、観劇、映画鑑賞、演奏会etc...現実から離れる機会が多くなるほど、現実に存在しないものを思い描く力は養われるのです。
〓常識に縛られない人〓
何の刺激も感動もなくなり、無個性の人ばかりが登場する『すばらしい新世界』(オルダス・ハスクリー)になってしまった時にこそ、満を持していた主人公の出番がやってきます。
ひとりだけマスクを忘れ、気不味くなるような雑踏の中でも、他人とは違う言動を貫くことが、あなたの重要な使命でもあるのです。
〓規律を重んじる人〓
15分ごとに巡回する東京ディズニーランドのカストーディアルキャストのように〜誰よりも、社会の規律を守っているからと言って、誰よりも、平凡に生きている訳ではありません。
ロマンティックな世界、ファンタジーな世界、奇想天外な世界etc...誰もがときめく物語の多くは、名も無い現実の地平から生まれてくるのです。
避ける役割 ▶ こうなったら ✕
〓難しく考えすぎる人〓
答えは、甚だシンプルかもしれませんが、答えを簡単に導けるとは限らず、答えに辿り着くための労力と時間を費やすことは、吝かではありません。
ただし、必要以上に、難しく考えすぎる癖を直さなければ、誰からも、理屈っぽいと煙たがられてしまいます。
しかし、それが難しいという変人たちが、何処かに潜んでいるのです。
〓他人行儀な人〓
普通の付き合いが出来なければ、普通なのか、普通でないのか、どちらなのかも分からなくなり、ますます、余所余所しくならざるを得ません。
〜最低限、普段の挨拶くらいは、誰とでも交わせるように
〜最小限、5分程度の世間話には、いつでも付き合えるように
少しばかりは勤しみましょう。
〓馴れ馴れしい人〓
現実に首を突っ込みすぎると、誰彼に遠慮がなくなり、どっぷりと、世俗の習わしに浸かってしまいます。
あなたは、ピースの変形を余儀なくされたまま、そこには、凡庸なジグソーパズルしか残りません。
あなたは、何処にも当て嵌めることのできない一片となり、自らに相応しい絵柄を追求すべきなのです。

親色

留 紺
(とまりこん)

子色

薄 藍
(うすあい)
紺色・薄い紺色・藍色・濃い青
厳格な色
〓好印象を与える〓
地球を周回する月は、朝寝坊して遅刻することも、忘れ物をして後戻りすることもありません。
そんな月のイメージ=紺色が、真面目、清楚、几帳面etc...好印象を与える制服やリクルートスーツの使用に繋がっています。
〓月夜〓
夜の月は黄色でも、昼間の月は白く、月に行けば土の色になります。
紺色は、月夜の広がる空の色、それこそが月のイメージに重なります。
現実逃避の色
〓幻想的なイメージ〓
月=紺色は、地球=日常から離れることで、アバンチュール、ファンタジー、ロマンチックetc...星空のイメージをつくり、少しばかりの間、幻想の世界へと逃避させてくれるのです。
〓粋〓
粋な風情とは、夕暮れ時の風呂上がり、手拭いを携え、素足で下駄を履き、着流し姿で川縁を漫ろ歩き〜普段は真面目な月が、すこしだけ休息しているイメージ〜紺色の布地は、そんな粋の醸成に一役買っているようです。

〓 主色役「月」配分式 〓